大阪のメインストリート、御堂筋。歩道をひろげる整備は道頓堀川~千日前通の「2期区間」が完成しました。
いよいよ、長堀通~道頓堀川の「3期区間」に着手、10月に側道を閉鎖し、工事に向けて影響を検証することとなりました。
御堂筋では、道路を柔軟に使いこなしていく新たな制度「歩行者利便増進道路」区間として、2017年から、沿道の「道路協力団体」による多彩な社会実験を積み重ねてきました。
2022年の社会実験「御堂筋チャレンジ2022」は、「2025めざして御堂筋のシクミをつくる社会実験」として、これまでの「御堂筋チャレンジ」からさらに範囲を広げ、整備済区間での将来形・整備予定区間での利活用の実験を通じて、官民連携によるストリート運営のしくみづくりをめざします。
2025大阪・関西万博へ、ストリートのチャレンジは続きます。
アップデートし続ける御堂筋を、ぜひ、体験してください。
※「御堂筋チャレンジ2022」は本社会実験名を呼称するプロジェクトタイトルを表します。
※ 過去の社会実験のうち、「御堂筋チャレンジ2020」「御堂筋チャレンジ2021」の詳細は以下からご覧いただけます
社会実験の概要
▶ 実施時期:2022年10月15日(土)~11月13日(日)
▶ 実施場所:御堂筋・新橋交差点~難波西口交差点の沿道(約1kmの区間)
▶ 実施主体:NPO法人御堂筋・長堀21世紀の会/(一社)ミナミ御堂筋の会(大阪市指定・道路協力団体)/ 大阪市建設局
詳細はこちらもご参照ください
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Instagram https://www.instagram.com/midosuji.challenge/
NPO法人 御堂筋・長堀21世紀の会 http://www.nagahori21.or.jp/
社会実験「御堂筋チャレンジ2022」のねらい
実施内容
これまで、社会実験「御堂筋チャレンジ」は、御堂筋チャレンジ2017、御堂筋チャレンジ2020、御堂筋チャレンジ2021と3回の社会実験を重ねてました。
2017:将来の滞在空間を可視化
2020:側道閉鎖影響検証・ほこみち区域指定と利活用検証
2021:供用開始後の歩道での利活用検証
そして、「御堂筋チャレンジ2022」では
3期整備区間と2期整備区間以南に分け、以下内容を検証します。
3期整備区間:
側道閉鎖区間で、過去の社会実験の利活用を実施し、沿道のあり方を検証
2期整備区間以南:
完成後の日常のすがた・管理運営スキームを検証
3期整備区間 検証内容
道頓堀橋北詰~長堀通区間の3期整備区間では、側道閉鎖区間で、過去の社会実験の利活用を実施し、沿道のあり方を検証します。
▶ 側道歩行者空間化の検証
10月に実施する道頓堀橋北詰~長堀通区間における側道閉鎖にあわせて、閉鎖にあわせた交通環境への影響等を検証するとともに、沿道の滞在空間の創出等を官民連携で実施し、歩行者空間化区域の利活用の将来形を検証します
▶ 沿道環境の適正化に向けた検証
道頓堀橋北詰~長堀通区間における側道閉鎖にあわせて、不法駐輪の削減と駐輪場の利用率向上、周辺への誘導に向けた情報案内等による沿道空間の適正化などを検証します
▶ 将来的な課題の共有化
持続的な管理運営や回遊性の創出、商店街との連携など、整備後の将来的な課題の共有を図ります
2期整備区間以南 検証内容
道頓堀川以南の2期整備区間では、完成後の日常のすがた・管理運営スキームを検証します。
▶ ベンチ・サインの最終形をめざした検証
御堂筋にふさわしいベンチ・サインなどのあるべき姿や管理を検証し、最終形に持っていくことをめざします
▶ 植栽の維持管理スキームの検証
植栽帯の整備を踏まえ、官民でどのように維持管理を分担していくか、スキームを検証します
▶ 継続的な財源確保策の検証
バナー掲出など、道路協力団体による継続的な財源確保策を検証し、持続的な維持管理につなげます
啓発活動 等
▶ 放置自転車啓発活動
ミナミでは、かねてより地域・行政が永きにわたり放置自転車のない環境づくりに力を注いでおり、当会でのサイクルサポーター活動や、周辺の町会・商店街との協働によるキャンペーン等と連携してきました。
また、ミナミ御堂筋の会では、生活困窮者支援に取り組むNPO法人Homedoorと連携しながら、放置自転車問題に取り組んできました。
「御堂筋チャレンジ2022」では、これまでの「御堂筋チャレンジ」と同様に、企業協賛を原資として、地域の課題である放置自転車啓発を実施することで、生活困窮者の方々の雇用創出を目指す活動にも取り組みます。
また、10月18日(火)・31日(土)は、NPO法人御堂筋・長堀21世紀の会、一般社団法人ミナミ御堂筋の会による合同サイクルサポーター活動を実施します。
▶ 清掃活動
10月22日(土)は「ミナミべっぴんプロジェクト」が開催され、御堂筋沿道関係者(地権者・店舗・テナント等)、沿道協議会(町会・商店街等)、商店街関係者(東西や広域)、ボランティアスタッフ(留学生やNPOなど)でゴミ拾い活動を行います。
(IoTトング・アプリなどを用いた実証)
周辺イベント・商店街等との連携
▶ 御堂筋イルミネーションとの同時開催
大阪・光の饗宴「御堂筋イルミネーション2022」は、11/3(木・祝)~12/31(土)まで毎日開催されます。
今年のテーマは「人々の想いをつなぐシンボルストリート」。
ミナミ御堂筋では、ゴールドミックスとパープルミックスのイルミネーションをご覧いただけます。滞在・休憩しながら、ゆっくりとお楽しみください。
▶ ほこみち インスパイア フォーラム 2022
「ほこみち インスパイア フォーラム 2022」は、11月11日(金)に、ほこみち(歩行者利便増進道路)を全国普及させるフォーラムを大阪で開催します。
11月12日は、南海なんば駅前の空間再編や御堂筋などの現場見学会の実施が予定されています。
(資料)国土交通省サイトより
▶ 道頓堀リバーフェスティバル2022
「道頓堀リバーフェスティバル」は、11月12日(土)・13日(日)に開催予定で、道頓堀川沿いや湊町リバープレイス、なんば駅前を中心に、ミナミのにぎわいを街ぐるみで楽しめる2日間です。
道頓堀リバーフェスティバル公式サイトはこちらから
▶ 沿道全体での回遊・滞在創出のためのプロモーション
道路協力団体が主体となり、御堂筋イルミネーション事業と連携して、イルミネーションのめざす賑わい・交流空間の創出に向け、バナー掲出に取り組むとともに、沿道のプロモーション活動を実施します。
11/3より、当会の協賛による大阪光の饗宴のバナー広告が一部区間において掲出されます。
実施主体・協力
実施主体
● 一般社団法人 ミナミ御堂筋の会(大阪市指定・道路協力団体)
● NPO法人御堂筋・長堀21世紀の会(大阪市指定・道路協力団体)
● 大阪市建設局
協力
道頓堀川以南区間整備協議会/道頓堀橋北詰~長堀通区間整備協議会/(一社)大阪活性化事業実行委員会/大阪市中央区役所/大阪公立大学/ミナミまち育てネットワーク/ 他調整中
社会実験ご協力のお願い
社会実験の期間中、歩道上に滞留を促す施設(ベンチなど)を一時的に設置します。
・新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を講じ、安全に十分配慮しながら実施します。
・歩行者や自転車の通行の影響について調査し、3密回避や回遊創出に役立てます。
・自転車は自転車通行空間を通行するか、歩道内は押し歩きにご協力ください。また、周辺商店街も含め駐輪はご遠慮ください。
・施設はマナーを守ってご利用ください。
※なお、感染状況の拡大によっては、内容に変更が生じる可能性もあります。その際は、本ホームページやFacebook等にて、お知らせします。
問い合わせ先
社会実験全般・道路空間の利活用に関すること
一般社団法人ミナミ御堂筋の会(事務局・(株)地域計画建築研究所(アルパック))
電話:06-6205-3600
メール:minami-midosuji@arpak.co.jp
NPO法人御堂筋・長堀21世紀の会
電話:06-6241-0505
道路空間再編に関すること
大阪市建設局 企画課道路空間再編担当
電話:06-6615-6786
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