大阪のメインストリート、御堂筋。これまで着々と進められてきた歩道を広げる整備は、「モデル整備区間」に続いて道頓堀川~千日前通の「2期区間」がいよいよ完成間近です。
広げられた歩道を柔軟に使える「歩行者利便増進道路」も、神戸・姫路とあわせて、御堂筋が全国で初めて指定されました。
そこで、道路協力団体とミナミの関係者が協力し、ウィズコロナだからこその、オープンエアで快適に回遊できる「ミナミ御堂筋」をめざした社会実験を実施!
2020年に実施した「御堂筋チャレンジ2020」よりさらにアップデートして、ストリートの可能性を探ります。
※「御堂筋チャレンジ2021」は本社会実験名を呼称するプロジェクトタイトルを表します。
社会実験の内容
【概要】
■実施時期:2021年11月3日(水祝)~12月2日(木)
■実施場所:御堂筋・中央区道頓堀1丁目(道頓堀川)~中央区難波5丁目(難波西口交差点)の沿道
■実施主体:一般社団法人ミナミ御堂筋の会(大阪市指定・道路協力団体)/大阪市建設局
詳細はこちらもご参照ください
Facebook https://www.facebook.com/midosuji.challenge/
Instagram https://www.instagram.com/midosuji.challenge/
■■ 2期整備区間:道頓堀川~千日前通 ■■
広がった新しい歩道空間にベンチやサインを設置し、滞在空間を創出します。ベンチやサインは関係者で検証し、2022年1月の工事完成、それ以降の継続的な維持管理へとつなげます。
ストリートの滞在空間化とベンチ・サインの検証
拡幅された歩道にベンチやサインを試験的に設置し、常設化・本格設置に向けて、官民の役割分担を検証・確定します。
■■ モデル整備区間 東側:千日前通~難波西口交差点 ■■
すでに歩道が拡げられたモデル区間では、ベンチや植栽の他、シェアサイクルの拠点となるモビリティハブ、デジタルサイネージを設置し、御堂筋イルミネーションとあわせた滞在空間として、周辺への回遊を促します。
ストリートの滞在空間化
ちょっとした休憩・滞在とともに、御堂筋イルミネーションもゆっくりと楽しんでいただけるウッドデッキを設置し、植栽もあしらって、3密を避けながらも快適に過ごせる空間をプロデュースします。
ウッドデッキのデザインや植栽の設置は、昨年の「御堂筋チャレンジ2020」と同様に、在阪の気鋭若手メンバーによるもので、彼らがチャレンジする環境づくりも意図したものです。
ウッドデッキデザイン・施工:アトリエカフエ
植栽設置・メンテナンス:株式会社グリーンチーム
デジタルサイネージの設置
イベント情報や店舗情報などを案内する広告塔(デジタルサイネージ)を2基、道路上に設置します。
配信情報の内容や視認性など景観面の影響、協賛広告など財源としての可能性を検証し、将来的な御堂筋での設置のあり方について官民で検討を進めます。
デジタルサイネージ設置・協賛:大日本印刷株式会社
モビリティハブ、シェアサイクルポートの設置・不法駐輪除去
かねてより、ミナミ御堂筋の会は、生活困窮者支援に取り組むNPO法人Homedoorと連携しながら、放置自転車問題に取り組んできました。
このたび、放置自転車の削減と新しい生活様式に対応したシェアサイクルの利用拡大、さらには生活困窮者の方々の雇用創出もめざし、将来的には道路協力団体の占用物件として長期的に設置することも視野に入れ、道路上にシェアサイクル「HUBchari」のポートを設置します。
また、その「HUBchari」の情報のほか、シェアサイクルの利用方法、周辺スポットの地図情報などを案内する、デジタル情報案内板も併設します。
デジタルサイネージ設置・協賛:大日本印刷株式会社
■■ モデル整備区間 西側:千日前通~難波西口交差点 ■■
沿道テナントによるオープンカフェを実施します。
道路上でのオープンカフェの設置
沿道企業により、道路上を一時的に利用したオープンカフェを設置します。御堂筋イルミネーションとともに、オープンエアでの憩いの空間をお楽しみください。
カフェ出店事業者:Tsuchi(ホテルロイヤルクラシック大阪難波)、光明興業株式会社(難波御堂筋ビルディング)
■■ カフェストリート ■■
沿道テナントによるオープンカフェを実施します。
御堂筋と連携したオープンカフェの設置
御堂筋に接続する、石畳の映える「カフェストリート」。その名の通り、おしゃれでゆっくりできるカフェが並ぶ東西のストリートです。
コロナ禍の中で、活気を取り戻そうと地域の方々が立ち上がり、御堂筋チャレンジと連動して、道路上を一時的に利用したオープンカフェを設置します。御堂筋とあわせて、素敵な通り空間の滞在をお楽しみください。
カフェ出店事業者:カフェストリート協議会各店舗(カフェ英國屋ほか)
■■ 自転車対策や沿道適正化への啓発活動 ■■
ミナミでは、かねてより地域・行政が永きにわたり放置自転車のない環境づくりに力を注いでおり、当会でのサイクルサポーター活動や、周辺の町会・商店街との協働によるキャンペーン等と連携してきました。
今回の社会実験においても、企業協賛を原資として沿道協議会のメンバーである町会・商店街や各種団体に加え、NPO法人Homedoorなどと連携した放置自転車対策、清掃、はみだし看板除去などの啓発キャンペーンに取り組みます。
■■ 周辺イベント・商店街などとの連携 ■■
御堂筋イルミネーションとの同時開催
大阪・光の饗宴「御堂筋イルミネーション2021」は、11/3(水)~12/31(金)まで毎日開催されます。今年のテーマは「人々の想いをつなぐシンボルストリート」。ミナミ御堂筋では、ゴールドミックスとパープルミックスのイルミネーションをご覧いただけます。滞在・休憩しながら、ゆっくりとお楽しみください。
道頓堀リバーフェスティバル2021
11月13日(土)・14日(日)に開催予定です。
中央区にぎわいスクエア2021
「中央区にぎわいスクエア2021」は、とんぼりリバーウォークにて11月13日(土)・14日(日)に開催予定です。
沿道全体での回遊・滞在創出のためのプロモーション
道路協力団体が主体となり、御堂筋イルミネーション事業と連携して、イルミネーションのめざす賑わい・交流空間の創出に向け、バナー掲出に取り組むとともに、沿道のプロモーション活動を実施します。
11/3より、当会の協賛による大阪光の饗宴のバナー広告が一部区間において掲出されます。
実施主体・協力
実施主体
一般社団法人 ミナミ御堂筋の会(大阪市指定・道路協力団体)/ 大阪市建設局
協力
千日前通以南モデル区間整備協議会/道頓堀橋南詰~千日前通区間整備協議会/(一社)大阪活性化事業実行委員会/大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)/NPO法人Homedoor/ホテルロイヤルクラシック大阪難波/光明興業株式会社/平川商事株式会社/大日本印刷株式会社/三和実業株式会社(カフェ英國屋)/合同会社アトリエカフエ/株式会社グリーンチーム/公益財団法人大阪観光局/南海電気鉄道株式会社/ミナミまち育てネットワーク/なんば安全安心にぎわいのまちづくり協議会/ 他調整中
社会実験ご協力のお願い
社会実験の期間中、歩道上に滞留を促す施設(ベンチなど)を一時的に設置します。
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を講じ、安全に十分配慮しながら実施します。
歩行者や自転車の通行の影響について調査し、3密回避や回遊創出に役立てます。
自転車は自転車通行空間を通行するか、歩道内は押し歩きにご協力ください。また、周辺商店街も含め駐輪はご遠慮ください。
施設はマナーを守ってご利用ください。
※なお、感染状況の拡大によっては、内容に変更が生じる可能性もあります。その際は、本ホームページやFacebook等にて、お知らせします。
問い合わせ先
社会実験全般・道路空間の利活用に関すること
一般社団法人ミナミ御堂筋の会(事務局・(株)地域計画建築研究所(アルパック))
電話:06-6205-3600
メール:minami-midosuji@arpak.co.jp
道路空間再編に関すること
大阪市建設局 企画課道路空間再編担当
電話:06-6615-6786
Comments are closed.